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衣裄(いこう)

衣裄(いこう)

*解説:

衣架(いか)または御衣掛(みぞかけ)ともいい、着物を掛ける調度品のこと。木の枠だけの衝立(ついたて)、または二つ折りの屏風(びょうぶ)のようなもので、部屋のすみに立て、着物を掛けるもの。中国では唐代、日本でも平安時代には使用されている。衣裄の塗りは漆塗りが多く、蒔絵(まきえ)のものもある。近世初頭、「誰が袖屏風(たがそでびょうぶ)」と称し、衣裄に着物を掛けた美しさを屏風に表現したものだが、第二次世界大戦後は一般家庭での使用は減り、旅館や呉服店の展示用にみる程度で、商品展示用の多くは、台の上に取り鋳型の柱を立てて、頑丈にしたものが使われている。